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#農業政策 日米貿易協定が発効 国内農畜産業への影響は?

こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。

2020.1.1 日本農業新聞

によると、

日米貿易協定が1日、発効した。

これにより、日本農業はかつてない自由化時代に入る。

 

最近、スーパーに行くと、

青果コーナーの入口には、

輸入果物が山積みされている。

 

目立つのはブドウ。

これには理由があって、

2019.12.31 日本農業新聞

に詳しいように、

TPPが発効して一年、

国内農業は、食肉、果実でかつてない輸入攻勢にさらされているのだ。

 

ブドウの輸入量はこの一年で27%増加、

特に、種なし皮ごとの手軽さが受け、

オーストラリアやメキシコ産のブドウが大量に消費されている。

 

国内産の巨峰は、

房ごとにていねいに緩衝材でくるまれ、

価格も800円以上とお高いので、

いただきものでなければ、

なかなか口にすることはできない。

しかし、

輸入のブドウは、

房ではなく、

一粒ずつにわけられたものが、

パックにむき出しでつめられている。

一パックが500円くらいでお手頃。

たぶん、粒の量からしたら、

巨峰よりも少ないくらいだと思うが、

なんとなく、

食べやすそうな感じがするし、

仰々しく緩衝材に巻かれていないので、

テーブルに置いておいて、

テレビを見ながらつまむのにいい感じである。

 

食べてみた感想は、

これは、こういう種類のブドウなのだ、ということだった。

 

たぶん、

巨峰のほうが、ジューシーで、

満足度は高い。

だけど、

なんとなく、自分のおやつ用に買うのは気がひける。

 

輸入ブドウだったら、

その点、

家族に内緒で食べてしまっても、

あまり後ろめたさがない。

ブドウ=高級果実、という概念を破って、

カジュアルな感じがする。

 

売れているんだろうなあ。

 

そんな、カジュアルなブドウを演出する裏側には、

TPPがあったのだ。

 

日米貿易協定が発効して、

次はどんな革命が食卓にもたらされるのであろうか。

 

消費者としては楽しみだけれども、

日本の農業を支える人たちにとっては、

脅威でしかないのではないか。

 

2020年の幕開けは厳しい。

 

松阪市 海住さつき