こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
によると、
日米貿易協定が1日、発効した。
これにより、日本農業はかつてない自由化時代に入る。
最近、スーパーに行くと、
青果コーナーの入口には、
輸入果物が山積みされている。
目立つのはブドウ。
これには理由があって、
に詳しいように、
TPPが発効して一年、
国内農業は、食肉、果実でかつてない輸入攻勢にさらされているのだ。
ブドウの輸入量はこの一年で27%増加、
特に、種なし皮ごとの手軽さが受け、
オーストラリアやメキシコ産のブドウが大量に消費されている。
国内産の巨峰は、
房ごとにていねいに緩衝材でくるまれ、
価格も800円以上とお高いので、
いただきものでなければ、
なかなか口にすることはできない。
しかし、
輸入のブドウは、
房ではなく、
一粒ずつにわけられたものが、
パックにむき出しでつめられている。
一パックが500円くらいでお手頃。
たぶん、粒の量からしたら、
巨峰よりも少ないくらいだと思うが、
なんとなく、
食べやすそうな感じがするし、
仰々しく緩衝材に巻かれていないので、
テーブルに置いておいて、
テレビを見ながらつまむのにいい感じである。
食べてみた感想は、
これは、こういう種類のブドウなのだ、ということだった。
たぶん、
巨峰のほうが、ジューシーで、
満足度は高い。
だけど、
なんとなく、自分のおやつ用に買うのは気がひける。
輸入ブドウだったら、
その点、
家族に内緒で食べてしまっても、
あまり後ろめたさがない。
ブドウ=高級果実、という概念を破って、
カジュアルな感じがする。
売れているんだろうなあ。
そんな、カジュアルなブドウを演出する裏側には、
TPPがあったのだ。
日米貿易協定が発効して、
次はどんな革命が食卓にもたらされるのであろうか。
消費者としては楽しみだけれども、
日本の農業を支える人たちにとっては、
脅威でしかないのではないか。
2020年の幕開けは厳しい。
松阪市 海住さつき