こんにちは。令和元年松阪市長候補 海住さつきです。
辻立ちを初めてすぐ、のぼりを持って立っている私のところに近寄ってきて話かけてくれたのは、
おまわりさん。(参照→海住さつき 令和元年松阪市長選挙 15,049票の軌跡 (1)辻立ちの方針が決まった日)
次に、寄ってきてくれたのは、選挙好きなおじさんたちでした。
朝早くから、
タスキをかけ、
変なのぼりを持って立って、
やたら元気に手を振っている女がいたら、
普通、警戒すると思うんです。
事実、自転車の高校生は、
ほぼ、全員が、わざわざ反対側の歩道に移ったり、
わざと、交差点より何メートルも手前で信号待ちをして、
私を目を合わせなくてもいいようにしていました。
そんな中、
明らかに、遠くから私を見つけ、
わざわざ車をUターンさせて戻ってきたり、
家から出て自転車に乗ってやってきたりしてくれたおじさんたちは、
ほぼ全員が「選挙好き」。
なんだかよくわからないけど、
おもしろいことが起こっている「におい」がする。
ちょっと行って話聞いてこよう!
というワクワク感が、遠くから私めがけて歩いてくる姿からにじみ出ていました。
おじさん「あんた、何屋さんや?」
海住さつき「あ、おはようございま~す!海住さつきと申しま~す!」
おじさん「ここで何しとんのや?」
海住さつき「ごあいさつです!来年の市長選に出ますので」
おじさん「市議選か?」
海住さつき「いえ、『し・ちょう・せん』です」
おじさん「市長?市長ってあんた、竹上さんで決まりやろ?」
海住さつき「いえ、私も挑戦させていただいてます!」
おじさん「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!ぜったい、無理やろ!」
海住さつき「ええ、今のままならぜったい無理なので、こうやって、ごあいさつさせていただいてるんです」
おじさん「あんた、知らんのか?二期目の現職は強いぞ!」
海住さつき「ええ、それはわかってますけど、胸を借りるつもりでがんばってます」
おじさん「そうか。相当がんばらな無理やろ。まあ、がんばれや!」
海住さつき「ありがとうございます!」
というお決まりの会話の後、
前回市長選の結果に始まり(ほぼ、全員のおじさんが、前回市長選の数字をすらすらおっしゃるのは、ほんとにすごかった)、
その前の山中・竹上一騎討の結果や、
さらにさかのぼって、田村・野呂の戦いまで、
ほんとに細かい数字を挙げ、
こんこんと私に説教してくださるのです(朝の7時の路上で)。
松阪の人は、選挙好きなんです。
私が長年、塾をしていたお隣の津市では、
市議選の最中でも、
まちが全く盛り上がらない。
路上で選挙のことを立ち話しているおじさんとか、見たことない。
それに比べて、
ほんとに松阪の人は、選挙好き。
原因を考えてみたが、
「夕刊三重」の存在が大きいと思う。
地元の選挙ネタを、結構細かく報じてくれる「夕刊三重」は、
選挙好きのおじさんたちの愛読紙。
夕刊三重を熟読し、その内容をさかなに、選挙好きなおじさんたちが議論しあう光景を、
いろんなところで見ました。
そういうおじさんたちにとってみれば、
新聞で報道されていた「変な女」を生で見て、しゃべるということは、
いわば、新聞報道の「裏をとる」みたいなおもしろさがあるんだろうなあ。
おかげさまで、
下手すれば、一人でポツン!と道に立ってる構図になりがちなところ、
おじさんがそばにいてくれるだけで、にぎわってる感じがして、
道行く人も、
話かけてる人がいると、なんとなく安心するのか、
そういう時には、
あまり私を遠巻きにせず、
しゃべってる私とおじさんの間を、ガンガン、自転車で突っ込んできたりして、
「ポジティブにまちをおさわがせしてる感」が出て非常に楽しかった。
今、松阪市では、
「豪商のまち松阪 中心市街地土地利用計画」というのを出していて、
駅前ににぎわいを取り戻すために駅ビルをたてるという非常にまじめな計画を立てているのですが、
ずっと辻立ちしてきた経験からすると、
ハコモノたてて、まじめににぎわいを取り戻そうとするよりは、
駅前商店街を歩行者天国にして、
一年365日、屋台が出てる、みたいな、一種「猥雑=わいざつ」な感じにしたほうが、
ずっと松阪らしく盛り上がると思うんですね。
大道芸人がいつもいるような、
誰でも路上ライブOKだよ、みたいなラフな感じを目指したほうが、
絶対に松阪はうまくいくと思うんだよなあ・・・
・・・ということで、本日の結論 :
松阪は、選挙好きのおじさんで成り立っているまちである。
海住さつきでした。
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