こんにちは。松阪市の海住さつきです。
政治経験も、行政経験もないのに、なぜ、政治家になろうと思ったのか?とよく聞かれます。
そこで、私が、政治にかけてみようと思った理由について、お話しするシリーズ3回目です。
(バックナンバーはこちらです。
→政治にかけてみようと思った理由 1 原点は、「今の教育はおかしい」という生徒のひと言
→政治にかけてみようと思った理由 2 消防団・自治会をもっと元気にしたい )
2年間、市政をウォッチし続けて見えてきたこと
市政について、いろいろ問題点が見えてきたとはいうものの、すぐに、政治の世界に入ろうと思ったわけではありません。
まずは、一市民として、具体的に自分には何ができるのかを知りたいと思い、ボランティア活動に参加したり、市のさまざまな審議会に参加し始めました。
審議会では分厚い資料が配られます。
専門用語や数字の羅列で、わからないことだらけです。
そこで、おそるおそる市役所の担当課にいって、わからない点について質問してみました。
担当の職員さんは、みんなとても親切で、きっとお仕事が山積みでお忙しいのに、ひとつひとつていねいに教えてくれました。
教わったことを、同じような疑問を持っている市民の方に説明することを繰り返していたら、いつの間にか、私自身が「よろづ相談」を受けるようになり、市役所と市民の間の橋渡しのような役目を果たすようになりました。
こういうことをちゃんとできる人になれば、議員さんになれるのかなあ、などと思ったりしました。
そんなことを2年間続けて、わかったことは、まじめで勉強家の職員さんが一丸となって取り組めば、市はどんなビッグプロジェクトでも成功させることができるのではないかということです。
ただ、日々の業務に追われ、新しいアイデアをみんなで話し合って実現させる余裕がないだけ。
市民のためになる施策を作るのも実施するのも、中心となるのは市の職員さんなのですが、職員さんたちが忙しすぎる。
でも、事務作業を減らすだけなら、現代のテクノロジーで解決できます。
ここは、思い切ってIT化をすすめ、事務作業の自動化を行うべきなんじゃないか。
もちろん、システムの改定には、莫大なお金がいりますが、それは必ずペイできるし、職員さんたちの時間・能力・やる気が、未来の松阪市のための制度設計に使われるのならば、効果は絶大なのではないか。
どうすれば、市役所のIT化ができるのか?
これはかなり大きな変革です。
こういう時にこそ、政治家のリーダーシップがものを言うのではないか。
考えれば考えるほど、政治の道に、自分が吸い寄せられていくのを感じました。
(続く)