こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
GIGAスクール構想が本格的に始動、
全国の小中学校で一人一台タブレットが続々配布されています。
三重県松阪市では、
令和3年1月より、一人一台が実現、
あと二ヶ月後には、子どもたちが全員、タブレットを持つのかと思うと感慨深い。
まさに、歴史の転換期に立ち会っている感じ。
文科省のHPを見ると、
GIGAスクール構想に期待しかないキラキラした動画がいっぱい出て来て、
すごい力の入れよう。
多分、こんなに学校のハード面の整備に予算がつくこと自体、
一種のお祭り騒ぎになるんだろうなあと思う。
肝心のタブレットですが、
一台4万五千円が上限だそうで、
たくさんの業者さんが4万五千円端末を準備していらっしゃって圧巻。
そのうち、
学校納入モデルが市場にも出回るんだろうか。
何しろ、一人一台ですから、
ものすごい市場が形成されたわけで、
官製の特需です。
学校現場はいろいろと大変だと思う。
タブレットですから、
Wi-Fiに繋がなければならないし、
子どもは雑に扱うから、
壊したり、いろいろと調子が悪くなることは必至、
一台、Wi-Fiに繋がらない端末が出たら、
その子の対応に一時間の授業を全部使うこともきっとあるだろう。
電子黒板と連携したり、
先生のPCと繋ぐ事もあるから(というか、そうしないと一人一台タブレットの強みが出ない)、
不具合はいっぱい出るだろう。
自宅のPCをプリンターに繋ぐだけのことで四苦八苦する現状を考えると、
いきなりICT化の波に飲まれた先生方のご苦労はいかほどか。
そんな大人のICT騒ぎをよそに、
子どもたちは柔軟に対応して行くんだろうなあ。
なんといっても放課後の時間を全てゲームに捧げている強者たちですから、
45,000円の端末が悲鳴を上げないことを祈ります。
どうかどうか、
「タブレットの使い方」を頑なに決め、
「先生の指示通りに使う」
「教室から持ち出し厳禁」
みたいな縛りで、タブレットを「置き物」にしないでほしい。
これは、
デジタルで世界と繋がる魔法の機械、
ドラえもんのどこでもドアみたいなものだから。