こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
農業といえば、
「親族内承継」。
先祖代々受け継いだ土地を、
子や孫へ引き継いでいく、
そんなイメージがありますが、
それだけではない、事業承継の新しい形を提案していこうという取り組みが、
進められています。
とにかく、田んぼや畑を残していくためには、
ずーっと農業やってくれる人がいなくちゃダメ。
「家族」にこだわっていられないくらい、
現場は困っているのが現実。
2020.1.29(水)、
「農業経営の引継ぎと法人化のメリット」と題して、
農業を引き継ぐ基礎知識と、法人化等の知識を学ぶセミナーがありました。
場所は、名張産業振興センター アスピア
講師は、税理士・農業経営アドバイザー 前川浩一氏。
セミナー参加者は、名張市、伊賀市の農業経営者の方たち。
具体例をもとに、
ヒトからヒトへの「経営承継」=後継者問題と、
「財産承継」=資金及び税金問題に分け、
どうやったらお金の問題をスムーズに解決し(つまり節税し)、
後継者に事業を引き継いでもらうか、という話がされ、
参加者からは、時間オーバーになるくらいたくさんの質問が出されました。
農業をされている方は、
兼業されている方も多く、
林業をされていたり、
建築業をされていたり、
あるいは、
会社勤めをしながら一人で農業をされていたりと、
状況はさまざま。
なかなか利益をあげることが難しい事業であることに加え、
土地の問題があるので、
簡単に第三者に譲ることに対する抵抗感もある。
ですが、
10年後、20年後を見据え、
事業承継について、
早めに道筋をつけておいてこそ、
引き継ぐ人のモチベーションにもつながる。
「税金」という切り口で、
農業経営について語ることも、
すごく大事だと実感しました。
(↑語りが佳境に入り、上着を脱いで熱弁をふるう前川氏)
今日のセミナーの模様は、
明日、2020.1.30 アドバンスコープ(名張市のケーブルテレビチャンネル)の、
夜6時からのニュースで放映される予定。
圏内の方、ぜひご覧ください。