こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
松阪といえば、松阪牛。
牛だけでなく、豚も鶏もおいしいことで有名な松阪市民として、
Matsusakaブランドの価値を高めたい、
世界に認められたい、と素朴に思っています。
松阪牛をどんどん輸出して、世界市場に出て行けばいいじゃないか!と素人考えで言ったら、
いろいろと検疫の関係とか難しいんだよ、と諭されました。
うん、それはそうだと思うけど、
市場を拡大してこそ、
ブランド価値は高まるし、
肉で松阪を元気にできる(=つまり、経済が活性化する)と思うので、
何とかできないかなあ・・・とずっと思ってきました。
だから、今日のニュースは、ちょっと衝撃だった。
日本農業新聞によると、
日本からの和牛の輸出が足踏みしている間に、
外国産のWagyuが海外で人気なんだという。
和牛は今や世界の「WAGYU」:米国、オーストラリアに続き中国でも生産
簡単にいうと、
欧州では、牛そのものを輸入しているのではなく、
和牛受精卵や精液を輸入し、
欧州生まれの和牛が育てられ、欧州から輸出されているということだ。
和牛といえば霜降り。
海外産のWagyuも、和牛にかなり霜降りのレベルが近づいてきているという。
さらに、もともとステーキをバクバク食べる習慣のある欧州では、
もともと赤身肉が好まれ、
霜降り=脂身として、健康志向の層からは敬遠される。
日本産の和牛は、
「健康志向のWagyu」に押され気味なのである。
個人的に、
「霜降り肉をすき焼きで食べる」という食べ方は、
通好みであり、
海外からのお客さんや若者、健康志向の層にはあまり受けないのではないかと思っている。
松阪の人は、「松阪牛」推しなので、
大きな声では言わないけれども、
霜降り肉のすき焼きを食べると「翌日お腹がもたれる」という声はよく聞く。
お肉を食べることが、年に一度のぜいたくだった時代と、
週に何回か肉を食べることが普通になったからこそ、
老若男女を問わず、健康志向になった時代とでは、
お肉の売り方も変えていかなければ、
市場拡大は望めないのではないだろうか。
松阪では、たくさんの畜産農家の方が、
おいしいお肉を食べていただきたいという想いで、
日々努力を重ねていらっしゃる。
その努力を無にしたくはないし、
松阪といえば松阪牛というブランド価値を全国的に知らしめた先人の努力に報いたい。
WAGYUという強敵にどう対抗するか、
考えていきたい。
松阪市 海住さつき