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「桜を見る会」を財政民主主義の観点からみてみると

こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。

毎日のように、新しい事実が出てきて、

目が離せなくなっている「桜を見る会」。

いろいろと興味深いエピソードが多い中、

一番の疑問が、

 

なぜ、予算オーバーで、お金を出し続けることができたのか?

 

公の事業というのは、

とにかく「予算内におさめること」が絶対なんじゃないの?

 

それは、とても大切なことなので、

憲法に定められていて、

 

第八十三条  国の財政を処理する権限は、

国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。

 

つまり、国のお金のやりくりは、

国民の代表である国会で決めなければならないということが、

はっきり憲法で決められており、

このことを、

 

財政民主主義

 

と言う。

 

昔々、

イギリスの王様が、

フランスとの戦争にお金をじゃぶじゃぶ使い、

そのために税金を上げようとしたので、

貴族が怒って、

王様のお金の使い方を監視しようという目的で作られたマグナカルタの時代から、

民主主義は始まった。

集めた税金を一部の偉いひとたちが勝手に使う権限を制限し、

みんなの税金の使い道はみんなで決めようということが、

民主主義の根源にはあるはず。

それを見事に破っているので、

「桜を見る会」には、

多くの人たちが、本能的に腹が立つんだと思う。

 

名簿管理の問題とか、

招待客のチェックの問題とか、

いろいろあがっているけれど、

 

財政民主主義の観点からみると、

「桜を見る会」は、

絶対にやっちゃいけないことをしてしまった大変な事件。

 

名簿問題にすりかえることなく、

民主主義の根幹にかかわる問題として、

ぜひ解決してほしい。

 

海住さつき