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防災学習会 聴覚に障害をお持ちの方が119番通報するやり方とは?

こんにちは。松阪市の海住さつきです。

平成31年2月11日松阪公民館マームにて、聴覚に障害をお持ちの方たちといっしょに防災学習会を開催しました。

松阪市消防団さくら分団では、昨年7月にも合同で防災学習会を開催、

聴覚に障害をお持ちの方が、災害発生時にどのようなことを不安に感じていらっしゃるか、

さまざまなお声を聴いてきました。

 

その中で切実だったのは、

「119番通報ができない」ということ。

電話をかけることができない方が119番通報をするのは、

実はとても大変なこと。

消防署からは、ファックスしてくださいとお願いしているのですが、

出先でファックスがないこともあります。

メールで通報できないかとのお願いをいただきましたが、

消防署の体制の問題で、すぐにはメール対応はできないということがわかりました。

そこで、いろいろと調べた結果、

「119番通報をして知らせる方法がある」

との情報を得ました。

119番通報をすると、すぐにつながり、「火事ですか、救急ですか?」との問いが聞かれます。

そこで、通話口に向かって大きな声を出すか、

あるいは、指先でトントンとたたき、

相手側に、こちらの存在を知らせます。

何か問題があることを察知した消防は、GPSで居場所をつきとめ、

出動してくれるので、

通話を切らず、ずっと消防と電話をつなげておけばいいのです。

 

聴覚に障害がなくても、しゃべれない状況はあります。

そんな時も、同じ方法で、119番通報をし、こちらで何か異変が起こったことを知らせることで、

助けを呼ぶことができます。

 

そのほかに、非常持ち出し袋の中身に関しては、

ホームセンターなどで、非常食や救急セットなどを売っていますが、

そういった避難所に行けばもらえるものではなく、

みなさん自身がどうしてもそれなしでは生きていけないものを、非常持ち出し袋に入れてくださいとお伝えしました。

例えば、入れ歯、補聴器、眼鏡、薬などは、

災害時にお店で簡単に買うことができません。

そういう取り換えのきかないものこそ、災害時に絶対に持ち出すべきです。

また、お薬やお薬手帳もとても大切です。

避難所では体調を崩すことが多く、薬を処方されることも多いでしょう。

そんな時、今飲んでいる他の薬との飲み合わせが悪いと、副作用の原因になりますので、

お薬手帳は常に携帯していることをおすすめします。

 

非常食の試食では、

「塩辛い」「しょっぱい」という声があがっていましたが、

それは、災害時、水分をとらない人が多いので、

水分を摂っていただくため、

わざと塩辛く味付けしてあることなどをお伝えしました。

アルファ米は、「わかめご飯」があっさりしておすすめです。

 

ゲームでは、災害時に、例えば、スマホの電池がきれそうになった時、電源を切りますか?という問題が出され、

「はい」「いいえ」で答えました。

意外だったのは、電源を切らないと答えた人が多かったことです。

理由は、情報が欲しいからということですが、

停電して、充電する方法もない中で、電池を使い切ってしまうことは死活問題につながります。

本当に緊急に連絡しなければならない事案が発生した時のために、

最後の一通話分の電池は常に残しておくべきで、

危機管理の問題なのですが、

「家族とつながっていたい」「メールを見たい」という理由で、

電源を切りたがらない方がとても多いことを知りました。

災害時、まずは、電源を確保することが避難所でも最優先課題となりそうです。

 

ちなみに、聴覚に障害をお持ちの方も、消防団に入団することはできます。

実際、名張の女性消防団には、聴覚障害の方がおり、団員に手話を教えるなどして活躍されているそうです。

関心のある方は、ぜひさくら分団にお問合せください。

 

松阪市 海住さつき