私の志

松阪駅前商店街の「のぼり・看板撤去問題」解決にむけて公的機関にお願いしたいこと

こんにちは。松阪市の海住さつきです。

5月26日付のこちらの記事↓

道を活用した商店街のにぎわいづくりと道路交通法

でご紹介した、松阪駅前商店街で大問題になっている「のぼり・看板撤去問題」が、

地元の夕刊三重で記事になりました。(6月8日付)

これで、多くの方に、問題の全容がおわかりいただけるので、解決にむけて大きな前進だと思います。

記事にしていただけて本当によかった。

 

本来なら市民が頼れるはずの警察が、「道路交通法」という法律があるために、

抜本的な解決に向けて動けないところに、

今回の事件の難しさがあります。

 

商店街の活気がなくなり、売り上げが落ちたり、閉店に追い込まれるところまで問題は深刻化しているのに、

「たしかに、この男性のやり方は乱暴だけど、道路交通法は守らなければならないよね?」

のひと言で、物事が前に進まない。

 

もしも、条例を作るなどして、商店街に特例としてのぼり・看板設置を認める方向に市民のみなさんが同意したとしても、何年かかるのか?

その間、そうでなくても、駅前のにぎわいが消えつつある中、ぎりぎりの状態でがんばっている商店が、持ちこたえることができるのか?

 

長期的視点にたった解決を探るのももちろん大事ですが、

ここは、まず、日々の平穏な商いを取り戻していただくために、

今すぐ、毎日、男性が、のぼり・看板の監視に回り、少しでもはみ出していると、強制的にのぼりや看板を撤去してしまうというやり方をやめていただく方策をさぐらないと、商店街の疲労が限界に達しているので、二次災害が起こりかねません。

 

歩道にのぼり・看板があると危ないということで、撤去せよと言われているわけですが、

 

商店街の安全は、誰が守っているのでしょうか?

 

毎朝、開店前に店先をきれいにお掃除して、

お客さんが転んだり、つまづいたりしないように心を配り、

小学生が通学のために店先を通ると大きな声で「おはよう!」と声掛けし、

いつもお店が開いていることで、

歩いている人たちに、道案内をしたり、

具合が悪い人がいたら休ませてあげたり、

時には救急車を呼んであげたり、

 

商店街の方たちは「自分たちはこんなにやっているんだ!」とはおっしゃらないですが、

ものすごく、地域の安心・安全のために貢献してくださっている。

 

商店街の歩道は公道かもしれませんが、

ビュンビュン車が飛ばしていく国道とは、

やはり道路の持つ意味合いが違います。

 

道路交通法を違反してもいいじゃないか、ということではなく、

道路の安全は誰が守っているのか、という、

もっと大きな視点で考えて、

ぜひ、警察など公的機関のみなさんには、

「本当に道を歩いている人たちの安全を守るためには、人のまなざしが必要である。商店街では、それは、お店の人たちのあたたかい心なくてはなりたたない」

ということをおわかりいただいて、

男性と話し合いをしていただきたい。

 

この男性は、「道路交通法を守らせるのは本来、公的機関なのに、それがされていないので、自分が代わりにやっているんだ」と主張されていますので、この方を説得できるのは、警察など公的機関しかない。

 

一日も早く、商店街のみなさんの心労がなくなるよう、解決に向けて動いていただけることを心よりお願いします。

 

松阪市 海住さつき