こんにちは。松阪市の海住さつきです。
昨年4月16日に、松阪市長選出馬会見をさせていただきました。
その場でお約束した通り、毎日の街頭活動を続けて、285日目(3月28日現在)になります。
「手ごたえはどうなのか?」
とよく聞かれます。
今日は、シリーズ3回目として、
改めて出馬にかける想い 2 朝の通学路で繰り広げられるドラマ
の続きをお話したいと思います。
毎月11日は、一斉指導の日です。
市の職員の方たちもたくさん街頭にお立ちになります。
松阪市は交通事故の多いまち。
そんな松阪市で、子どもたちが安全に通学するため、本当にたくさんの大人のあたたかいまなざしがある。
街頭活動を始めるまで、こんなにたくさんの方たちが、子どもたちのために、自主的に、毎日、朝早くからお出ましになっているなんて知りませんでした。
子どもたちの列が途切れると、少し余裕ができるので、立ち話していただけることがあります。
みなさん、口をそろえておっしゃるのが、
「予算がないという理由で、白線の引き直しや、カーブミラーの設置をしてもらえない」。
危険な箇所はたくさんあります。
中でも、小学校の目の前の交差点で、横断歩道の白線が4本とも消えていて緊急性が高いと思った箇所については、市役所、警察、県の3か所に陳情に行きました。
ですが、どこへ行っても回答は同じ。
「毎年、要望は出ているので、危険個所については把握しているが、とにかくたくさんの要望が出るので、順番待ちです」。
それは本当なのだと思います。
もしも、要望をすべてかなえるとしたら、膨大な予算が必要。
行政がやるべき仕事は交通安全だけではない。
だから、全体のバランスを考えて、緊急性の高いものから順番にやることになります。
ですが、そうやって順番待ちをしている間も、子どもたちは毎日、毎日、その危ない箇所を歩いて通学しているわけです。
自分事として考えると、予算がないのは仕方がない。
だけど、わが子の安全は守りたい。
だったらどうするか?
信号のない交差点で辻立ちをして、子どもたちの安全を見守ろう。
そういう気持ちで始めたら、いつのまにか15年。
そろそろ引退したいなあ。
だけど、後継者が見つからないから今日も立とう。
見守り隊として長年立っていらっしゃる方たちのお気持ちは、そんな感じなのではないでしょうか。
(続く)