こんにちは。松阪市の海住さつきです。
昨年4月16日に、松阪市長選出馬会見をさせていただきました。
その場でお約束した通り、毎日の街頭活動を続けて、284日目(3月27日現在)になります。
「手ごたえはどうなのか?」
とよく聞かれます。
今日は、前回の続きをお話したいと思います。
子どもたちが通学路を通る通学ラッシュは、7時40分から8時までの20分。
この短い時間に、毎朝、さまざまなドラマがあります。
子どもたちの間でいざこざがあり、泣いている子がいた時、
「何があったんや」
と見守り隊のおじさんに聞かれた子どもたち。
「○○ちゃんが●●ちゃんにちょっかいだして●●ちゃんのお母さんに怒られた」。
「そうか、それやったら、ちゃんと謝らんとあかんやろ。そしたらみんな、〇〇ちゃんをごめんしたるな」
ということで、一件落着。
途中で女の子が転んでけがをしたことも。
その情報を、先にやってきた小学生からキャッチした見守り隊の方。
急いで車で迎えに行き、学校まで送り届けました。
後で、同じ通学団の上級生たちに、
「小学1年生の子はまだしっかり歩けないのだから、上級生のあんたらがちゃんとついてやらなあかんやろ」。
「せやなあ。ぼくらもう5年生やしなあ」
4月からは通学団をひっぱっていく男の子たち。
事件があって、かえって自覚が増したようです。
明るい光景だけではありません。
通学団から遅れ、一人、とぼとぼと歩いてくる子もいます。
見守り隊の方はよく心得ていて、通学団がみんな行ってしまった後も、
「あと一人、いつも遅れてくる子がおるから」
といって、見守りを延長して立ち続けるのです。
遅れてくる子は、表情も暗く、おじさんが声をかけても返事もしないことが多い。
それでも、信号が青になるまできちんとおじさんの誘導に従って待っている姿を見ると、完全に大人を無視しているわけではないことがわかります。
毎朝、ちゃんと自分のことを待っていてくれて声をかけてくれる見守り隊のおじさんの存在は、きっとこの子のよりどころとなっているのではないでしょうか。
(続く)
バックナンバーはこちら。