こんにちは。松阪市の海住さつきです。
2018/12/18 松阪市飯南産業文化センターにて、
三重県環境生活部地球温暖化対策課主催の聴取会がありました。
これは、松阪飯南ウィンドファーム発電所にかかる環境影響評価準備書について、
知事が事業者に対して、環境保全の見地から意見を述べるにあたって、
広く県民から意見を聴くというもの。
環境破壊につながる大規模工事に対して、
なかなか住民が正式ルートで意見を述べることは難しいのですが、
三重県は情報公開先進県であり、
白猪山の風力発電に関しては、
特に住民の関心が高いので、
積極的に聴取会を開かない自治体も全国には多い中で、
あえて開催すると事前にお聞きしていたので、
とても期待していました。
が、しかし、
私が今日の聴取会について知ったのは、
先週、たまたま全く別件で市役所に行った時、偶然耳にしたことがきっかけ。
県の担当者の方には、
何度も面会し、
住民の意見を述べる最後のチャンスである聴取会の重要性についてはレクチャーを受けていたので、
アンテナ高く、情報収集していたつもり。
なのに、全然気づかず、
気づいた時には、陳述者としての登録期間はとっくに終わっていました。
今日の聴取会は、
陳述者がたったの1名だったので、
たったの20分で終了。
傍聴者も少ないし、
一体どうなっているんだ?ということで、
少ない傍聴者が、聴取会終了後、県の担当者につめより、
押し問答になりました。
まず、地元住民が一人も傍聴に来ていないことがおかしい。
これは、聴取会の存在を誰も知らなかったからに間違いないので、
もう1度、日を改めて、
聴取会を開くことをお約束していただきました。
私、海住さつきは、白猪山の風力発電には反対です。
理由は、子どもたちによりよい未来を残すことができないから。
環境破壊以外の理由としては、
- 地元には何のメリットもない(発電された電力が地元のために使われたり、供給されたりするわけではない)。
- もともと、土砂災害の危険性の高い白猪山に工事をすることで、さらに土砂災害の危険性が高まる。
- いったん、風車をたててしまうと、撤去することはほぼ不可能なので、未来永劫、白猪山は風車を背負っていかなければならなくなる。
関係する地元には、
事業者から直接、説明会があり、
会場には主に、反対住民が詰めかけて、
事業者に事実関係を確認していますが、
土砂災害への風車の影響に関しては、
林道をつけることによって、
間伐が容易になり、
土砂災害の危険性はむしろ少なくなる、という、
何の科学的証拠も裏付けもない返答があるのみで、
住民のフラストレーションは高まる一方。
そんな中、
県民の味方であるべき県の対応があまりにもひどいので、
心底、がっかりするとともに、
もっと声をあげていかなければならないとの思いを新たにしました。
私は毎日辻立ちをする中で、
風力発電に関しても多くの方からお声がけいただいています。
積極的に反対はしていなくても、
漠然とした不安がある人はとても多いし、
まず、いったんは止まったはずの風力発電の計画がまた始まったこと自体、
知らない方もとても多いです。
子どもたちに、
どうやって撤去したらいいかわからない巨大な風車を残すわけにはいきません。
海住さつきは、白猪山の風力発電には絶対反対です。