こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
2002(平成14年)開館して以来、多くの小津ファンに愛された「小津安二郎青春館」が閉館します。
松阪小津組という小津ファンの市民らに支えられて始まった小津安二郎青春館。
実は、松阪市が民家を借りて運営しておりました。
2020/3に賃貸借契約が終了。
2021/4に、歴史民俗資料館2階をリニューアルし、資料の展示を再開。
ただし、愛宕町の青春館は民家に戻ります。
現在の「小津安二郎青春館」は、小津安二郎が生まれた場所ではありませんが、
10代の10年間を過ごした場所ということで選定され、
映画館の外観に作り替えられました。
庭には安二郎も愛したという夏ミカンの木があり、
たくさんのミカンがたわわに実っています。
開館当時は、地元のバックアップもあり、
観光名所として盛り上げていこうという気運がありました。
しかし、運営を任されていた「松阪小津組」のメンバーが減り、
2014年(平成26年)にはついに市直営に。
遠方から小津ファンが訪れる「隠れた名所」ではあったものの、
松阪の街歩きルートからは離れていて、
取り残された感があったことは否めません。
このたび、館長が閉館を決断され、
史料は歴史民俗資料館にお引越しすることが決まりました。
有志の手で始まった「記念館」継続の難しさを感じます。