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谷川俊太郎さんのこと

こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。

 

「谷川俊太郎さんに会ってきた」

 

というと、ほとんどの人が、

 

「ええ~?」

 

と驚かれます。

 

教科書に載っているあまりにも有名な人なので、

もう、過去の人(=大昔の詩人)だと思われているみたいです。

谷川俊太郎さんは、

1931年生まれ。

最近、足腰が弱り、移動が困難になったとはいえ、

精力的に創作活動を続けておられます。

最近お出しになったこちらの本、

 

「へいわとせんそう」。

そうだよね、へいわとせんそうって、

どこが違うんだろうねって、

ものすごく腑に落ちた。

ぜひ、手にとってみて、

谷川ワールドにひたってみてください。

 

谷川俊太郎さん、

実は、2019.12.8、

三重県四日市市の子どもの本専門店メリーゴーランドに来てくれました。

 

メリーゴーランドの増田喜昭さんが、

本屋を始めたころ、

谷川俊太郎さんにお手紙を書いた時からの40年のおつきあいで、

メリーゴーランドには、常連として、

たびたびお越しになり、

増田さんとのトークを繰り広げてくれました。

しかし、ご高齢になり、

階段の上り下り等が難しくなったため、

いったん、メリーゴーランドでのトークは今回で終了。

 

さみしいなあ・・・

 

メリーゴーランドは不思議なところで、

四日市から養老線に乗り換えてなければならない、決して便利とはいえないところにあるのに、

今回のようなイベントがあるとなると、

どこからか人がわらわらとやってきて、

駅を降りた人がみ~んなメリーゴーランドを目指してダッシュし、

お店の前には長蛇の列。

講演終了後のサイン会は、

30分たってもまだ人の列がとぎれないという、

ロックコンサートみたいな雰囲気です。

 

大好きです。

 

増田さんのお話は、

どれだけ聞いても飽きることがない。

引き出しが多いうえに、

それぞれの引き出しが入れ子状態になっていて、

奥が深い、深い!

 

1月に増田さんの本が出るそうです。

 

絶対、買う!

予約した。

 

増田さんの口癖は、

 

「人間の体の半分は、読んだ本でできている。

あとの半分は旅行。

そして残りの半分は出会い。」

(だったと思う)

 

たしかに、

人間は、

人との出会いでできているとすると、

同じ時間、同じ場所で生きている人との出会いが25%、

同じ時間だけど、生きている場所が違う人との出会い=旅行が25%、

時間も場所も違う人との出会い=バックトゥザフューチャーが50%というのは、

納得がいく。

 

出会いは広くなければならないし、

広く、浅くではなく、

狭く、深い出会いもある。

 

そんな思いがぶれる日もあるから、

やっぱり、

谷川俊太郎の本は手元に置いておこう。

 

海住さつき