こんにちは。令和元年松阪市長候補、海住さつきです。
この記事の続編です→海住さつき 令和元年松阪市長選挙 15,049票の軌跡 (4)政治活動用看板をめぐる攻防
選挙が終わった後、海住さつきの看板が取り外された事件で、警察に相談したところ、
「どう対応するか慎重に進めたいので時間ください」
と言われて、連絡待ちだったのですが、
今日、ご連絡いただいたので、松阪警察署に行ってまいりました。
概略をおさらいすると、
「9月8日の投開票日以降、海住さつきの看板が、勝手に裏返しにされたり、取り外されたりすることが続いた。
取り外された看板は、歩道に放置されており、気づかずつまずいたり、あるいは、風に飛ばされる可能性があり、危ないので、警察に被害届を出そうとしたところ、看板自体に傷がついていたわけではないので、器物損壊罪には当たらない。しかし、明らかに政治活動を妨害する意図で行われているので、どういう形で被害届を出すか、慎重に見極めさせてほしいと、警察に言われた」
単なるいやがらせだったら、被害届を出すつもりは全然ないのですが、
危ないでしょ?
「子どもの交通安全のため」という大義名分で、毎朝の辻立ちしている海住さつきが、
子どもを危険な目に合わせるわけにはいかないので、
「看板外してほっぽらかしたら危ないからやめてね」
という意味で、同じことが繰り返されないようにするために、
どうしても、今回だけは被害届出したいんですと警察で申し上げました。
そうしたら、
ありました!
これです。
軽犯罪法第一条 三十三 みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をし、若しくは他人の看板、禁札その他の標示物を取り除き、又はこれらの工作物若しくは標示物を汚した者
まさしく!
勝手に看板取り外しちゃいけないよって、軽犯罪法に書いてありました!
日本の法律すごい~~~~~
ちゃんと書いてあるということは、
今までに、看板取り外されて困った人がいっぱいいるということなんだね。
これから、書類は警察の方で慎重に準備していただけるそうです。
今日、警察署で今回の件についていろいろお話している途中で、
同じような事件が高校の時にあったことを突然思い出した。
私が高校生だったころは、
学校が荒れていた時代で、
校内暴力とか日常茶飯事。
特に、私の通っていた高校は、
「入学時は11組まであったのに、卒業時には9組に減った。減った分の80人は、警察沙汰になって退学になった生徒がほとんど」
という学校。
まさに、毎日が戦場。
お昼休みに、職員室には内側から鍵がかけられるのが日課。
なぜかというと、
生徒が職員室になだれこんで暴力ふるったり、
爆竹を投げ込んだりする事件が続いたため、
先生が身を守るために行った自衛。
卒業式には、生徒に「お礼参り」されるのがこわくて、
欠席する先生が続出したという、
そういう学校です。
その学校で、
入学式の日、
正門のところにかざられていた、
たしか創立者の先生の銅像が、何者かによって取り外され、
裏山に打ち捨てられていたという事件発生。
入学式初日ですから、
新一年生の私の、「何ちゅう学校に来てしまったんだ」というショックは計り知れなかった。
あれも、たしか銅像自体に傷がついていたわけではなかったので、
そのうち、何事もなかったかのように戻されていたと記憶しております。
それで、
大事なことは、
外されたのが「銅像」だったということ。
写真もそうだし、銅像もそう、
それから、今回の私の看板にしても、
私の名前と写真が書かれているわけだから、
相手の人物、そのものに危害を加えるわけではないけれども、
その相手のアバターである写真や像に危害を加えるということは、
なんていうのかな?
藁人形にくぎを刺す的な、
ものすごい悪意を相手に伝える効果が絶大だということです。
私の通っていた高校も、
中学の時に、ものすごく荒れていて、
どこも引き受け手のないような生徒を積極的に受け入れていた勇気のある学校だったので、
生徒の大半は、入学式に、校長先生の話を神妙に聞くようなやつらじゃない。
ふん、お前らのお手並み拝見しよーじゃねーか!的な挑発を、
銅像撤去事件からは誰もが感じたし、
校長先生は、しばらく、ボディガードつけるくらいの警戒レベルだった。
それでも、
一部の先生たちががんばって、
「こいつらは元気が有り余ってるから悪さをするんだ。
そのエネルギーをポジティブな方向に使わせればいいんだ」
と、学校で一番のワルたちを集め、
サッカー部を立ち上げた。
おかげで、
サッカーは何度も県大会で優勝し、
私が高3の時には、お正月に開かれる全国高校サッカー選手権大会に出場するまでになりました。
今回の看板撤去事件では、
私に対して、ネガティブなメッセージが送られたかのもしれないけれども、
6割の市民の方が無関心だった(投票に行かなかった)中で、
こういう形で強烈なメッセージを送る人がいたということは、
希望の灯だと私は思う。
市民の関心が低い、
盛り上がりに欠ける選挙だったと言われるけれども、
参戦した4割の人たちの中では、
熱い戦いが繰り広げられたといっていい。
そんなおもしろい選挙を戦うことができ、
感無量です。
海住さつき