こんにちは。松阪市の海住さつきです。
平成30年11月24日、
三重県人権センターにおいて、
第3回県民人権講座が開催され、
映画『架け橋 きこえなかった3.11』が上映されました。
これは、東日本大震災で被災したろう者の方のドキュメンタリー映画。
統計では、震災でのろう者の方の死亡率は非常に高く、耳が聞こえる人の3倍。目が見えない方よりも耳が聞こえない方の方がさらに情報から取り残される傾向にあるとのこと。
福祉避難所すらまだない現実で、
いざという時、聴覚障害を持つ方がたにどうやって情報を届け、
避難所での生活を支援していくのかは、これからの課題です。
その後の講演では、
三重県聴覚障害者協会会長 深川誠子さん
三重県難聴・中途失聴者協会副会長 日間賀恵子さん
お二人が、どういうことに困っているか、具体的な経験をまじえてお話されました。
会場では、聴導犬もデモンストレーションも。
筆談ボード手作りコーナーがあったので、作ってみました。
好きな柄の布を選び、携帯用の筆談ボードを作ります。
できあがり!
毛糸の丸いものは、イレイサー。
マーカーで書いた文字をササっと消すことができます。
いつもバッグに入れておいて、毎日使おうと思います。
筆談だけでなく、メモにも使えてとても便利。
今回の講演会場では、磁器誘導ループが使われていました。
補聴器は、雑音も拾ってしまうため、講演会で講師の方の声だけを拾いたいときに、ループを使うとクリアに聞こえるのだそうです。
しかし、まだまだ導入されている会場は少ないらしく、啓発活動もこれからのようです。
手話だけでなく、たくさんの支援の方法があることを知り、とても勉強になりました。
松阪市
海住さつき