こんにちは。松阪市の海住さつきです。
4月に行った出馬会見から半年がたちましたので、改めてここで出馬にかける想いを記しておきたいと思います。
私は、市長は、政治家である前に、市役所のトップとしてマネージメントをする人であるべきだと思います。
だから、市長になる人は、政治のエリートではなく、むしろ、普通の感覚を持った庶民の代表であるべきだというのが私の考えです。
特に、低成長、少子高齢化、人口減など、社会全体が縮小していく中、ハードからソフトへ、モノからヒトへ、政策の軸が転換していく時代には、ヒトに対してきめ細かな配慮のできる政治が求められているはず。
松阪市を見回すと、ここぞという要職には男性がついていることが多い。
子育て、介護など、人の命にかかわる現場を支えているのは圧倒的に女性が多いのに、現場の女性たちに決定権はないのです。
意思決定プロセスの最初から、女性が意見を出していく場が、システムとして作られていない。
だから、女性は、何年働いてもお給料は上がらないし、役職も上がらない。
いろいろな理由で、女性にリーダーシップは期待されていないので、いざ、女性を登用しようとしても、「役職にふさわしい女性が育っていない」という理由で、女性活躍が進まない。
私はそんな現状を変えていきたいと思います。
「男女平等」が目的なのではありません。
女性が積極的に社会の中枢に出て行かないと、教育、福祉、防災の現場がよくならないと思うからです。
人の命を守る防災、
子どもに夢を与える教育、
お年寄りが安心して長生きできる福祉、
この3つを最優先課題と位置づけ、取り組んでまいります。
現在、「市民みんなが市長」という旗印をかかげ、辻立ちを行っています。
この言葉の意味は、すべての人が「自分事」として知恵を出しあい、問題解決にあたる仕組みを作ろうということ。
市民みんなが市長になるためには、市民みんなが市長と同じ情報を持っていることが前提。
そのために、市の事業の「見える化」をおこない、徹底した「情報公開」を守ります。
市の財政が細る中、限られた予算をどう配分するか。
それを決める時の指針の第一として、その事業が、
「子どもたちに夢を与えられるかどうか」
をあげたいと思います。
例えば、環境破壊が心配される開発には反対。なぜなら、子どもたちに夢を与えることはできないから。
予算配分のもう一つの指針は、
「モノからヒトへ」。
ハード面の整備ももちろん大事。
だけど、現場の人のがんばりに報いることはもっと大事。
なぜなら、ヒトこそが財産であり、将来の夢を産むからです。
削れるお金はないか、やりくり上手の女性の目線で見直し、かき集めたお金を、現場でがんばっている人たちに使ってもらえるようにして、やりがい、働き甲斐につなげ、明るい市政をめざします。
社会を変えるのは、現場の日々の改革の積み重ね。
市長は縁の下の力持ち、黒子に徹し、派手さはないけれど持続可能な「静かな改革」をめざします。
松阪市 海住さつき