こんにちは。海住さつきです。
令和6年能登半島地震で被害を受けられた地域に、
サポートで滞在されている方から、
倒壊しかかった家屋に滞在し続け、避難を拒まれている方が大勢いらっしゃるという話を聞きました。
理由はさまざまですが、
精神の疾患のため、
集団生活になじめない方が一定数いらっしゃいます。
周りの音に耐えられない方もいれば、
独り言などで自分が周りに迷惑をかけてしまうという方もいます。
すべての人が住み慣れた家を離れ、
プライバシーや快適さをあきらめてガマンを強いられている緊急時に、
一見してわからないさまざまな精神の疾患の人たちの事情をくみとり、
寄り添った対応をするのは困難です。
しかし、
限られた環境下でなければ暮らしていけない人たちがいる。
防災訓練や避難訓練は、
すべての人が自力で逃げられる前提で行われることが多いですが、
そこからはこぼれてしまう人たちのことも考慮した訓練が必要だと、
避難所への避難を拒まれたたくさんの人たちのことを聞きながら思いました。